ぼっち女子の徒然日記

50代おひとりさま。日常のこと、母のこと、徒然なるままに…

もういらなくなったんですか…?

先日、職場の方に事務用品業者さんからFAXが届いていました。それを目にした私は違和感を覚え、一瞬誰宛に送られたものかわからなくなりました。その理由とは…

 

宛先と発信元の名前の位置が上下逆だったから。

その理由を説明します。

①うちの職場からFAXで見積り依頼をした。

②業者の担当の方が見積書を送るために、うちからのFAX送信票を活用?し、宛先(業者名)の敬称を消して担当者名を書き添え、発信元の担当者名(同僚)に「様」を書き足した。

③上下逆転送信票と見積書を送信した。

う~ん…こんなこと、外部組織の人にするかなぁ?しかもこの担当者、おそらく社長の息子さんじゃない?この会社、大丈夫か?会社に電話して、ちゃんと教えてあげてください❗️て言ったほうがいいのでは?と思ったくらいです。

 

このモヤモヤから、最近心に留まったあるCMを思い出しました。

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【公式】JT企業CM「森について考える午後」篇 - YouTube

私の母が敬語に厳しかったせいもあり、日頃からこの手の言葉遣いが気になって仕方ありません。今の職場に異動してきて直ぐに外部の方とのオンライン会議に参加したことがあり、その担当は20代半ばくらいの、お仕事スマートにしそうだな~て後輩の男の子でした。仕切りの彼が身内の我々を紹介する時に、さん付けで敬語だったので、『えっ?』て思ったと同時に、『どうして今まで誰も教えてこなかったの?』と驚きました。彼は仕事に非常に前向きに真面目に取り組み、向上心もある人で、むしろ賢いのです。これは周りの先輩の責任だな…と思うのですが、私は業務的にほとんど絡みがなく、しかも彼の両隣には立派な先輩がいるので、何となく、遠くから私がでしゃばるのもね…と言えず仕舞いです。

 

このようなマナーといったものは、かつては家庭で学び、自然と身に付けていったものかと思いますが、それが難しくなった今、新人研修などで教える、それでも足りないことは日常の中で先輩が教える、としていかないといけないのでしょう。

しかし、タイパやらコスパやらが何よりも重視され、これまでの当たり前を壊すことがもてはやされるこのご時世、この合理性薄めの伝統芸にも似たマナーを教えたとて、すんなりと受け入れてもらえる気がしません。何なら、「それって、意味あんすか?伝わればよくないすか?その意識、新しいこと考える方に向けたが価値高くないすか⁉️」て、5人に1人くらい言ってきそうで、それに対する合理的な説明もできず、そんなこと考えただけで戦意喪失です💧

本来、このようなマナーは、相手に対する敬意の表れであり、お互いが気持ちよく過ごすためにあるもので、無くても致命的ではないものの、その人の教養とか品格に関わるものだと思うのですよね。それを理解して受け入れられるのか…これまでは常識みたいな一言で片付けられていたものが、複雑になってきているのでしょうね。

 

こんな中途半端な先輩である私に、勇気とある種のオーソライズを与えてくれたCMの追い風を受けて、伝えてみますかね?来週あたり(笑)


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