ぼっち女子の徒然日記

50代おひとりさま。日常のこと、母のこと、徒然なるままに…

誰のために

最近、お姑さんが亡くなった知り合いから聞いたお話。そのお姑さんは、ご自身の遺影を写真館で撮影して準備されてたとのこと。

 

うちの母からも、父が亡くなった後くらいに、「遺影にする写真は決めてある」と聞いていました。

しかし、父の死後、少しずつ『頭の中の消しゴム』が大きくなっていく母を何とかすることに必死だった私は、そのうちに少し落ち着いたら…と思い、どの写真か聞かずじまいでした、こんな日が駆け足でやって来るとも知らずに。

今となっては、母に尋ねて答えが返ってくる可能性は、限りなくゼロに近いと思います。

そんな訳で、来る日の写真は私と兄で決めることになりそうです。

私的には、母のウエディングドレス姿の写真が大好きなのですが、さすがにそれはね💧

 

 

そもそもお葬式って、誰のためのものなのでしょうか?もちろん、故人を送るためのものですが、残された人たちが故人とお別れをするためのものだと考えれば、故人の思い出を胸に生きていく我々のものだとも言えるのでは?ならば、遺影は私たちが決めても問題ないのでは…と、母の望む写真を聞けなかった言い訳を、ひたすらに並べる私です。

 

その日がまだまだ先であることを、心の底から祈っています。


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