ぼっち女子の徒然日記

50代おひとりさま。日常のこと、母のこと、徒然なるままに…

目から鼻へ抜ける

このタイトル、サビが利いている、という意味ではないことは、皆さんご存知だろう。

子どもの頃、テレビでテンポよく気の利いたコメントをしていた女性タレントさんを見て、両親が「こんな人を目から鼻へ抜けると言うのよね」のような会話をしていた。

意味を尋ねたところ、『頭の回転が速い』ことだと。

そしてこの表現は、両親から私に対して使われたこともあった。

自分で言うのも何だが、私はわりかし瞬発力で、ユーモアはあるがギリギリを攻めた発言をして、笑いをとるのが得意である。ギリギリを攻めすぎた結果、時々OKラインを踏み越えてしまい、失言になることもある。

 

 

 

私の直属の上司は女性で、少しだけふくよかな体型をしている。そしてご本人は、その事をひどく気にされている。

とある日の出来事。その上司が、注意を受けたことに逆恨みをした職員さんから、事実無根のパワハラをしているとの噂を流されているとの話になった。

その時、私はその上司を庇いたい一心で、咄嗟に「大丈夫ですよ、そんな話、誰も信用しませんよ。だって、パワハラしてる人って、痩せててピリピリしてるイメージじゃないですか⁉️」

 

 

全てを口から吐き出した瞬間、その場の空気が止まったのを感じた…

 

あちゃー、またやった💧

 

「あ、いや、パワハラする人って、ガリガリでツンツンしてて…💦」

 

はいっ!手遅れです❕これ以上、口を開けば開くほど、足掻けば足掻くほど、地獄の入口に近付くばかりなり。

 

それからかなぁ、時々その上司との間に距離を感じるのは…なんて。

 

私の場合、『目から鼻へ抜ける』ではなく『脳から口へ漏れる』だな。

 

今日、改めて意味を調べてみた。

   “優秀で物事の判断が素早いさま

     理解が速く聡明であるという例え”

これ、私の認識と少し違った。予想以上に賢いじゃないですか!スピード出すぎて聡明さが振り落とされている私とはかけ離れてる😣

大仏の修復中に、目の中に閉じ込められた男が鼻から脱出したというと逸話に由来しているとかいないとか。

 

 

私は、出口を見つけられぬまま、今も大仏の中でジタバタしています。


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